ヘルスケア

水分不足はトレーニングの敵 ― 正しい水分補給の基本

筋肉の約7割は水分です。体内の水分がわずか2%失われるだけで、筋力や持久力、集中力は目に見えて低下すると言われています。「なんとなく調子が出ない」「トレーニング後半にバテる」という人は、フォームや根性の前に、まず水分を疑ってみてください。

テーブルに置かれた水のボトル

1日にどれくらい飲めばいい?

食事からの水分も含め、成人はおおむね1日2.5L前後の水分が必要とされます。飲み物からの目安は1.2〜2L。運動する日は、汗の分をさらに上乗せする必要があります。

チェック方法はシンプルで、尿の色を見ること。薄い黄色なら足りています。濃い黄色なら不足のサインです。

トレーニング日の飲み方

  • トレーニング2〜3時間前 ― コップ1〜2杯(300〜500ml)を飲んでおく
  • トレーニング中 ― 15〜20分ごとに一口〜コップ半分をこまめに
  • トレーニング後 ― 失った分を補う。目安は運動前後の体重差×1.5倍

60分程度の筋トレなら水で十分です。大量に汗をかく長時間の運動や夏場は、塩分(電解質)も一緒に補給できるスポーツドリンクや経口補水液を使い分けましょう。

「喉が渇いてから」では遅い

喉の渇きを感じた時点で、すでに軽い脱水が始まっています。おすすめは、常に手の届く場所にボトルを置くこと。デスクに1本、トレーニングバッグに1本。環境を整えれば、意識しなくても自然に飲む量は増えます。

コーヒーやお茶ばかりの人へ

カフェインには軽い利尿作用があります。コーヒーやお茶も水分には数えられますが、それ「だけ」に偏るのは避けたいところ。1日の水分の半分以上は、水やノンカフェインのお茶で摂るよう意識してみてください。

※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。持病やケガ、体調に不安のある方は、医師や専門家に相談のうえで実践してください。
井坂貴大
井坂 貴大(いさか たかひろ) INBA/PNBA 日本国内初プロカード。日本人初・2年連続で世界大会「Natural Olympia」出場。Tokyo Nanobody Lab(六本木)/プロフィットジム(つくば)オーナー。プロフィール詳細 →
Instagram